欧州市場やアジア諸国で急速に拡大するメイクアップブランドにとって、「一貫した品質」は信頼の基盤です。特にアイシャドウパレットのような複雑な製品では、色の再現性・成分の安全性・パッケージの耐久性など、数多くの要素が揃わなければなりません。ここでは、ISO 9001認証を通じて実現されるプロセス管理の実例として、35色アイシャドウパレットの生産現場を深掘りし、OEM/ODMパートナーがどのように品質リスクを最小限に抑え、顧客満足度を高めるかを解説します。
当社の生産ラインでは、原料入荷時から「品質確認書(QC Report)」の提出を義務づけており、年間約1,200件の材料検査を行っています。これは、ISO 9001の「設計と開発の制御」項目に基づくもので、例えば顔料の粒子サイズや重金属含有量などのデータをリアルタイムで記録し、異常があれば即時リジェクトされます。
また、生産工程では各工程に「チェックポイント(Check Point)」を設置しており、例えば混合工程では3回のサンプリングテストを行い、色差値ΔEが1.5未満であることを確認しています。これにより、同じ製品でも異なるロット間で見た目が大きく異なるという問題をほぼゼロに抑えました。
海外ブランドが日本市場に進出する際、最も課題となるのが「製品の理解不足」です。そこで、私たちは製品仕様書だけでなく、使用方法ガイド(How-to Guide)も標準で提供しています。このガイドには、使用時の注意事項、保存条件、混ぜ方のコツなどを含み、新規ブランドが最初の1ヶ月で誤解なく販売できるよう支援します。
実際、ある韓国ブランドはこのガイドを利用し、初回販売時に「色が濃い」というクレームが前年比で78%減少しました。これは、情報の透明性が消費者の不安を軽減する効果を示しています。
製品の品質は、出荷後も続くものです。私たちは、製造不良による返品に対して7日以内の無条件返品保証と、24時間対応のカスタマーサポートを提供しています。これはISO 9001の「顧客満足の測定」項目に沿った取り組みであり、実際に海外クライアントからの満足度調査で94%のリピート率が達成されています。
さらに、環境保護(ISO 14001)と職業安全(ISO 45001)の同時認証も進め、サステナブルな生産体制を構築しています。これは、EUや米国のバイヤーが重視するESG要件にも対応しています。